今、大流行のブログに注意すべきは・・・

昨今、大流行している「ブログ」ですが、国内の開設数はすでに200万サイトを
越えているとか・・・。
ものの数分もあれば誰でもが「開設」出来て、日記感覚の手軽さが人気の秘密だという。
その「ブログ」に大きな落とし穴が・・・

初歩的なネットスキルさえあれば誰でも簡単に日記風のサイトが作れる「ブログ」というシステムが大流行している。だが、人が多く集まれば、そこには必ずトラブルも起きる。今回はブロガー（ブログ・ユーザー）たちが実際に遭遇したトラブルを紹介しよう。

　ブログには、更新した情報を自動的に紹介してくれるシステムがある。ブログを更新すると、ものの数秒であらゆるブログ関連のサイトにその情報が掲載されるのだ。しかし、その更新スピードの早さが仇となる場合もある。ブログ歴半年のＥ氏は間違った情報を流してしまい、とんだクレームを受けてしまった。

　「ある日、ブログに新しいゲーム機の発売情報を書いたんです。入手が難しい人気商品だったのですが、ぼくの書いた発売店舗情報を見て、お店に直行した人がいたんです」
　だが、彼が紹介した店でそのゲームは発売されなかった。情報が間違いだったのだ。
　「間違いに気づいたのはその日の夜で、すぐに訂正したのですが、ぼくの記事を見て店に行った人からクレームが来たんです。間違った情報を流した自分も悪いのですが、素人の情報に文句言わなくてもいいのに、と思いました」

　ブログ歴３カ月のＨ美さんは、自分の顔写真入りの日記ブログが人気で、たくさんのファンを抱えていたが、記事が原因でストーカー被害に遭ったという。
　「自分がよく行く店や住んでいる町などをブログで紹介しているのですが、その情報をもとに私のファンだという人が跡をつけてきたんです」
　そのストーカーは、記事をもとに彼女の行動パターンを分析し、彼女の自宅までも絞り込んでいたのだ。

　「実は以前から、私のことは何でも知っているような内容のメールが送られてきていたのですが、ある日、友達と地元で買い物していたときに、跡をつけている男に気づいたんです」

　怖くなったＨ美さんは友達と一緒に走って逃げ、大事には至らなかった。だが、その日、彼女のもとに不気味なメールが届いた。「例の男から『今日は楽しかったね』と、私が行った店名と入店時間の書かれたメールが送られてきたんです。朝からずっと私をつけていたようです」。
　それ以来、彼女はブログの更新を中止した。「実際には何もないですが、やはりいまだに毎日怖いです」と彼女は言う。

　ブログは誰でも気軽に作れるため、情報を公開することの意味をあまり深く考えずに始める人も多い。だが、基本的には誰でも見られるサイトだけに、閲覧者とのトラブルは必ず起きる。きちんとした意識を持っておかないと、とんでもない目に遭うかもしれないから注意が必要だ。
（事件簿ネット：森一矢）

「ブログサーフィン」をしていると、「顔写真」入りのブログを時々見かけ
ることがありますが、特に女性の方は絶対に気を付けた方がいいです。
犯罪に巻き込まれてからでは遅いですから・・・。

まぁ、とにかく自分で身を守る対策はきちんとしておくことでしょうか。
米国のように実名での情報発信や、実名での反論が主流で信用性を保ってい
るように、日本でもその必要性が出てくるかもしれません。